仏教とは何か?
「仏教とは何よりも”生き方”である」と考える。
人生の苦しみ・迷いから覚める(解脱する)ための因縁を説いて、「人間の生きるべき道」をブッダは明らかにした。
~ブッダの最初の説法から~
「比丘たちよ。この世には近づいてはならぬ2つの極端がある。如来は、この2つの極端を捨て、中道を悟ったのである」
これが第一声でした。
この中道のあと、四諦と八正道の教えを説かれたといわれています。
「中道」とは、偏らない実践、認識、立場をいい、
六根・六境に、悦楽・欲望に、自我の妄執に、社会性・人間関係に、神秘主義に、囚われることなく、
五感による欲望に、まきこまれることなく、
偽り・欺瞞を、隠して生きることがないことです。(パーリ語経典から)
ブッダは、「四苦八苦を背負いつつ、この世は無常であるという真実から目を離さずに、かつ希望を持って人間らしく生きていく道があるか」と自らに問い、
そして、「ある」と考えました。
そして、「どうすればそれを実現できるのか」と考えました。
その解が、四つの真理「四諦」です。
「苦しみ」
「苦しみの起きるもと」
「苦しみを減ら、なくすこと」
「苦しみを減ら、なくした状態に導く道」です。
そして、
四諦の四番目「苦しみを減ら、なくした状態に導く道」その修行の中の1つが、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定の「八正道」です。