仏教、浄土真宗を学ぶ jho123's blog

なんてことない!見方を変えれば、楽(幸せ)になれる。そういう視点から、ブッダの説く仏教や親鸞の説く浄土真宗を考えで見たいと!

仏教用語の解説(003)

幸せ(ニルバーナ、涅槃)とは

「幸せ」とは、心の安らぎをいう。

また、ニルバ―ナ、涅槃(ねはん)でもあるといわれる。
ニルヴァーナは「吹き消すこと、吹き消された状態」を表し、仏教では煩悩の火が吹き消され、煩悩から解放された悟りの境地を表す。あるいは、智慧(ちえ)を磨き、修行を積んで、迷いや煩悩(ぼんのう)や執着を断ち切り、悟りに到達して、一切の苦・束縛(そくばく)・輪廻(りんね)から解放された最高の境地をいったものだ。

ニルヴァーナとは、「(炎が)消えて滅びた(状態)」を意味し、ちょうど風が炎を吹き消すように、燃えている煩悩の火が悟りによって消滅し、すべての苦悩のなくなった状態をさす。

「永遠の平安」「完全な平和」「絶対の安らぎ」とも訳される。



<「輪廻」とは>

多くの人が「生まれ変わり」と考えていますが、
輪廻とは、「唯の生まれ変わり」でなく、この宇宙には、「天」・「人」・「畜生」・「餓鬼」・「地獄」という五つの世界があり、生きとし生けるものは自らからなした行為によって必ずこの五つの世界に生まれ変わり、死に変わり、いつまでもぐるぐる回り続けることです。

このように、輪廻のほんとの意味は、地獄や餓鬼などの実在を信じるインド社会で、釈迦が生まれる以前から、受け継がれてきた特別な世界観であるようです。

この一切の苦・束縛・輪廻から解放されるには、「悟」って、ニルヴァーナ(涅槃=「幸せ」「永遠の平安」「完全な平和」「絶対の安らぎ」)の境地に至ることが必要です。