悟りの階段(テーラワーダ仏教が明かす悟りの構造)
瞑想の本来の目的はなんでしょう?「
(瞑想として精神安定しか求めない現代人」と、「冥想修業の完成者であるブッダ以降の聖人たちが達した境地」の違いは?)
ブッダは、悟りの体験はもとより悟るまでの心の準備や悟ったあとの心の変化など詳しく分析した。
悟りには4つの段階があると分類し、それぞれの特徴を原始仏典で詳しく教えています。
悟りの内容は初期経典の中だけに。(悟りとは何なのか、悟ったら人はどう変わるのか、が初期経典に残されたブッダの教えを学べば解ります。悟りの内容は仏教以外のどんな宗教書や哲学書読んでも、悟りとは何かと知ることは不可能です。)
悟りの道への第一歩は
初期経典に書かれた悟りの内容を、知識として学ぶことです。
悟りの4段階⇒預流果、一来果、不還果、阿羅漢果
五つを断つべし、五つを捨てるべし、その上、五つを修めるべし。五つの縛りを超えたら、比丘は「暴流を超えた」といわれる。(南伝12)
※「五つ」とは、基本煩悩(貪・愼・痴)+慢、見という自我意識
最初の悟り預流果に悟る道⇒「随法行」と「随信行」
預流果に至る方法⇒観冥想
以上、「悟りの階段」(藤本晃著)から