ブッダは何を悟ったのか?
①複数の伝承があります。
先の縁起の道理が一番有力ですが・・・・。
世界像構築のメカニズム(六根の執着、つまり、執着による世界を仮構する。)を見破り、悟った。
四神足が修得され悟った。
四膳を納めて悟った。
などあります。
②悟りの大爆発があった。
その時、ブッダの人格の中核が打ち砕かれて天地宇宙と素通しになりました、自我が打ち砕かれたから、自我によって仮構された世界像も打ち砕かれた。
己も他者もありません。
この体験を言葉にすると「わがものにあらず、われにあらず、わが本質にあらず」
真の自己とは、自己についての説法 無我説の真意であり、内容。
つまり、我執の中核をくだいてみていくと、当然人間の変容を体験することになります。
すると、
いままで「自己だ、自己だ」と思っていたものが、仮にすぎないとわかってきます。