仏教、浄土真宗を学ぶ jho123's blog

なんてことない!見方を変えれば、楽(幸せ)になれる。そういう視点から、ブッダの説く仏教や親鸞の説く浄土真宗を考えで見たいと!

仏教って何ですか?

(仏教の基礎講座⇒せめてこの程度は知っててほしい)

本書は3つの章から成り立っています。

第1章 仏教って何ですか?

そもそも仏教って何ですか?
・仏(ブッダ)の教えです。

三大宗教のひとつ、仏教はどこでどのように生まれた?
・仏教は、古代インドでブッダがバラモン教を超える宗教として生み出したものの教えです。
・仏教は輪廻転生を前提にし、輪廻転生から抜け出すことで。苦しみから逃れ、こころの安らぎを得ることができると教えました。

開祖ブッダの悩みが仏教の原点に
・ブッダは、現実を見て、人生がいかにはかないものか、苦しみに満ちたものかを知りました。そして、なぜそんなことが起きるのか、そこ から抜け出すことはできないのかという悩みを抱えました。

悩みを抱えたブッダが悟りを開き、仏教が誕生
・生老病死の苦しみが何処から来ているのか知り、その原因である煩悩をすべて消し去り、一切の苦しみから解放された。

仏教の真髄である・・・・・・
・仏教の基本的な教えに、「諸行無常」、「諸法無我」があります。

煩悩がある限り・・・・・・
・仏教では、この世は「一切皆苦」、その原因は、煩悩、根源的な煩悩を三毒と考えます。そして、諸行無常と諸法無我を理解し、煩悩をコントロールし、こころを穏やかに保つことで、苦しみを減らすことができるとします。
・ブッダは、人は死んでも何か別の生き物に生まれ変わるという輪廻転生の考え方をベースに、涅槃寂静を目指す教えを説きました。
・生老病死の苦しみがなくなるということは、もう輪廻してこの世に戻ってこないということです。

古代インドの人々は・・・(仏教が大きくなった理由?)
・カースト制度というルールに閉じ込められた人々に、その苦しみから自由になれる道があると説き(希望を与えた。)、請われるままに誰にでも教えを説いた(機会均等)。

もっと多くの人を・・・・仏教の大衆・民主化
・仏教は、ブッダの死後、上座部仏教とすべての人を救われるとする大衆部仏教(=大乗仏教)へと変化します。その大衆部仏教が大きな変化をもたらします。
  
日本での仏教の役割
・鎌倉仏教の特異性;これまで朝廷や貴族を相手にしていた仏教を、天地異変や戦乱の世で救いを求める庶民にまで広めた。
・浄土宗は、鎌倉仏教でシンプル化した法然と親鸞で仏教は一気に広がった。

第2章 仏教発祥の地インドへ。

ダライ・ラマ14世との対談
日頃から、どのような考え方をするべきかについて考え、こころを訓練(生き方Ⅰ)していれば、逆境に立たされた場合でも、こころの中では希望や勇気を失わずにいることができる。(p155)
考え方をポジティブな方向に変える(生き方Ⅱ)ことによって、こころのなかには大きな違いが出てくる(p156)
私たちは人間ですから、素晴らしい知性を使って、未来についてもっと前向きに考え、取り組んで(生き方Ⅲ)いけます。(@158)
復興の遅延が政府高官の自己満足のせいだとしたら、もっとアピールして、必要とあれば抗議のデモもするべきでしょう。日本は民主主義の国であり、言論の自由もあるおですか、もっと強く訴えかけて要請すべき(生き方Ⅳ)でしょう。(p160)
私たちは科学技術を必要としており、科学技術を信頼しなければなりませんが、信頼しすぎてもいけない(生き方Ⅴ)ことは明らかです。(p162)
私たち人間は、持っているもので満足するという実践をしなければならない(生き方Ⅵ)と思います。(p165)
私は16歳の時自由を失い、25歳の時祖国を失ったのです。自由と祖国を失ったときからすでに50年、60年の月日が経ちましたが、今もなお、私は完全な情熱と自信を持って(生き方Ⅶ)この問題に発ち向かています。(p170)
私たちの戦いの本質は。真実の力と銃との闘いなのです。私たちの戦いの本質は、あくまでも真実の力です。それを遂行する手段もまた、正直で、真実に基づき、慈悲深く(生き方Ⅷ)なければなりません。そうすれば、自信を喪失する理由などどこにもないのです。(p171)

チベットの高僧、タムトク・リンポチェに聞く
チベット仏教はインドから直接伝来し、チベット風の仏教に変化する。その特徴の一つがダライ・ダマ法王という類い稀な存在を生み出したことです。
・ダライ・ダマ法王はブッダの説かれたお言葉を現代に形伝える。
・菩薩の修業をこころがける。(苦しみをなくす方法論)

第3章 仏教で人は救われるのか?

日本人にとっての仏教とは?
・仏教は控えめな宗教です。他人に信仰を押し付けたりしません。信じるか信じないかは自分で判断せよとブッダは云ってます。
自分の宗教や宗派についてほとんど意識しない日本人すべての物事には原因がある。実に科学的な態度の仏教仏教の僧侶は心のはたらきに向き合い続けるプロ


以下、再掲

<第1章の要約>
・仏教は仏(ブッダ)の教えであり、
輪廻転生を前提にした教えである。
・仏教の原点は、ブッダの悩み(=人生は苦)であり、人の生老病死の苦しみがどこからきているのかを知り、その因である煩悩を消し去ることが悟りです。
仏教の目指す理想の境地は涅槃寂静(=悟り)であり、涅槃寂静とは、諸行無常、諸行無我を理解し、煩悩のない穏やかな心を手に入れ、苦しみに満ちた輪廻の世界に生まれることのない状態をいいます。

※現生は輪廻転生の世界で、輪廻して戻ることのない世界が仏教の目指す理想の境地は涅槃寂静です。(仏教では、輪廻の輪から抜け出すことで、苦しみから逃れ、心の安らぎを得ることができる。(p15))


仏教の基礎(=仏教の象徴的な教え)として、
 諸行無常
 諸法無我
 涅槃寂静があります。
以上を三法印と呼び、一切皆苦を加え、四法印と呼びます。