<いまここ>
過去に引きずられず
未来を期待しない
過去はすでに終わり
未来はいまだ現れてない
現在の法(現象)を
その場その場で観察する
しかし現在にも実体がないことを知る
そのように知る人に、成長がある
~~~~~~<いまここ>~~~~~~
今の瞬間を生きる⇒「無常」ということを理解する。⇒具体的な実践方法としては、今やっている行為に「気づく」(サティ)ことです。⇒無明を破ることが心のターニングポイントです。⇒そこで問題は、悟りに至るまでどのように生きればよいか。⇒一つ目は、「道徳の方程式に従って正しく生きることです。」 二つ目は「慈悲です。」⇒最終的には智慧の開発(最勝の生き方)を目指さなければならないのです。つまり因果法則を理解して、心の改革を起こすことです。道徳も慈悲もそこまでの話です。⇒そこで賢者はどうするかといいますと、自分の心を観察して、物に対するアプローチをコントロールするのです。これが仏教でいう解脱の世界、つまり自由の世界です。物に依存することなく、振り回されることもなく、心にある「欲しい」というアプローチを消すこと、これが悟りの境地です。
~~~~~~<いまここ>~~~~~~
出典;「HOME→根本仏教講義→22.智慧ある人は愉しんで生きる (4)今の瞬間を生きる」