ima、読書中です。 「ブッダの人と思想」
第10章 仏に帰依す
幾人かの弟子の生き方を見ることによって、ブッダの人柄を考えてみましょう。
アンニャータ・コーンダンニャの詩
仏教の基本
「一切の形成されたものは無常である」
「一切の形成されたものは苦しみである」
「一切の事象は無我である」
と明らかな知恵を持ってみるとき、人は苦しみから遠ざかる。
これこそ人が清らかになる道である。(テーラガーター677-678)
サーリブッダとモッガラーナ(律蔵) サーリブッダの詩(サンユッタ・ニカーヤ) 自帰依 法帰依の説法(相応部経典)
マハーカッサバ「友よ、正しい法と律を守らなければならない。法と律とを結集しよう」
アーナンダの詩(テーラガーター1041-1046)
女性の出家者
キサーゴーダマミー尼の詩(テーリーガーター218-222)
アングリマーラ 我は善人なりと胸を張れる人は、果たしておりましょうか(テーラガーター878,880.871,872、中部経典)
ブッダの人を引きつける磁力とは何か?
彼は偉大な人間心理の洞察者であったこと。
そして、これがために、人々との対応において絶妙な対機説法として現れたのでしょう。
これが人々をひきつけた魅力の大きな部分であったと考えられます。
彼の口は人々にあまねく開かれていたといっていいでしょう。
こうした公開性、普遍性がブッダの人と法の大いなる特徴でしょう。