仏教用語の解説(001)
<禅定(ぜんじょう、梵: dhyaana、巴: jhaana、禅那(ぜんな))とは>
・サマーディ(Samadhi:三昧:禅定)
・心を統一して瞑想し、真理を観察すること。
またそれによって心身ともに動揺することがなくなった、安定した状態を指す。
坐禅や止観の止行であるサマタ瞑想で禅定を得ようとする。
仏教においては、涅槃に至るために禅定に勤しむ教派が多く、禅定を得る止行に対して、観行も重視される。
サンスクリット語の dhyaana の音写である「禅」と、その意訳した「定」の複合語で、三昧と同義語である。
また、禅定によって心を乱されない力を定力または禅定力と呼ぶ。
・禅定とは、心の安定、統一